うつ夫とパニコの人生いろいろ

これは20代でうつ病になった夫とパニック障害になった妻の物語。ゆる~い四コマ漫画とともに人生いろいろな日々をお届けします。

【うつ病闘病期】精神障害者保健福祉手帳に、随分お世話になりました。

「障害者手帳」

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リハビリデート

少し振り返って、うつ夫がまだうつ病闘病中だった頃の話をしたいと思う。

これは、まだ二人が結婚する前の話である。

 

パニコがうつ夫と出会った時は、すでにうつ夫は闘病中だった。

とは言え、当時うつ夫はずーっと寝込んでいた訳ではなく、体調が悪く寝込んでしまう時もあれば、体調が良い時もある、というような波のある状態だった。

しかし、何も用事が無ければ結局家に引きこもってしまいがちだということで、体調が良い日はできるだけ外出するよう心掛けていた。

そんなわけで、うつ夫とパニコは「外出のリハビリ」も兼ねてデートをしていたのである。

 

「障害者手帳 」の申請!うつ夫の決断

その頃、うつ夫が「障害者手帳」の申請をすると言い出した。

当初パニコは、「障害者」という言葉に少々違和感を覚えたのだが、うつ夫本人が決めたことならと、そんなに深く考えることなく了承した。

この時はまだ、パニコもその手帳に助けられることになるとは思っていなかったのだ。

 

うつ夫にとって、「障害者手帳」の申請は、かなり勇気のいる決断だっただろう。なぜなら、それは自分が「障害者」であると認めることになるのだから。

 

「障害者」という言葉は、どことなく重たさがあるものだ。

うつ夫に聞いてみたところ、やはり「手帳を持つことで人からどう思われるのだろう?」という不安感があったという。

 

しかし、それ以上にうつ夫とパニコには、直面している問題があった。

それは「お金が無い」ということだった(泣)

 

当時、うつ夫は仕事をすることができなかったし、パニコも自営という不安定な形で生活していた。だから、外出するにしても金銭的に余裕がなかったのである(汗)

 

そんな経済面をサポートしてくれる制度が「障害者手帳」だった。

これを知ったうつ夫は、さっそく申請を行い「障害者手帳」を保持することとなったのだ。

 

それから数年間、うつ夫とパニコはこの「障害者手帳」に随分とお世話になったのである。今思えば、うつ夫の決断は正解だったなと感じている。

 

「精神障害者保健福祉手帳」とは?

一概に「障害者手帳」と言っても、それには種類があるらしい。

うつ夫が申請したのは、「精神障害者保健福祉手帳」というもので、1~3級に分けられおり、等級によって受けられるサポートが少し変わるようだ。

申請のためには、6カ月の通院と主治医の診断書が必要ということだった。

 

詳しくは厚生労働省のサイトへ ↓ ↓ ↓

www.mhlw.go.jp

 

「精神障害者保健福祉手帳」を持つことで受けられるサポートは、税金の控除や公共料金の減免、公共施設での割引などがある。

 中でも助けられたのが、公共施設での割引だ。

 

「精神障害者保健福祉手帳」で付添人も割引に!

この公共施設での割引には、うつ夫だけでなくパニコも助けられることとなった。なぜなら、手帳保持者のみならず、その付添人も割引が効くケースがほとんどだったからだ。

 水族館や動物園、テーマパークや美術館など、あらゆる施設が「障害者手帳」割引を実施している。

そのため、うつ夫とパニコはこの「障害者手帳」を大いに活用させてもらい、お得にデートをすることができたのである。

次第に「障害者」という重さはすっかりどこかに消えて、優待割引カードのようにさえ感じられるようになっていた(笑)

 

うつ夫は「障害者手帳」を持っていても、一見普通の人と何ら変わりないし、むしろしっかりしている。

傍ら、自称「付添人」と言って割引に便乗しているパニコの方は、いかにも頼りない感じだ。(施設の受付けの方も、さぞ違和感を感じていたことだろう(汗))

 

しかし、この手帳が無ければ外出先も限られてしまっていたし、うつ夫も家に引きこもることが多くなってしまっていたかもしれない。

あの頃、いろんな場所に繰り出し「リハビリデート」をすることができたのは、まさに「障害者手帳」のお陰だった。本当にありがたい制度だと感謝している。

 

「精神障害者保健福祉手帳」のメリット 

「障害者手帳」を持つということは、ちょっと重たく勇気がいるように感じるかもしれないが、案外持ってみるのも悪くないと思う。

 

経済的サポートが受けられる

ひとつは、先ほど触れたように経済的な面で助けられるというメリットがあること。

ただでさえ、出掛けるのが億劫になってしまう闘病中に、「お金が無い」と思うことがさらに外出を妨げる。

心の病を持ち、働くことができなくなると、社会から疎外されたような気持になりがちだ。しかし、こうした制度は精神疾患を持つ人々の社会参加を促してくれる。

 

病気を受け入れるきっかけ 

そしてもうひとつのメリットは、病気を受け入れるきっかけになることだ。

一番つらいのは、病気をなかなか受け入れられず、昔の自分に戻ろうとしている時だ。

以前の自分のように働きたい」「昔はできたのになぜ今はできないのか」そんな思いがあるうちは、休めと言われても精神的に休まらないものだ。

 

自分の病気を受容できた時に初めて、回復に向かっていく。

「今は休息の時間なのだ」と気持ちを割り切って、今できることをする。それがいちばんの回復への近道である。

 

「障害者手帳」を持つことは、そんな気持ちの切り換え自己受容のためにも貢献してくれるのではないだろうか。

 

思いっきり休んでみる。

少し前に「ツレがうつになりまして。」という映画があった。

その中で印象的だったのが「休むことが仕事」という言葉である。

 

ツレがうつになりまして。 [DVD]

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その通りだ。会社に行ってバリバリ働くことだけが仕事ではない。闘病中は、休むことこそ仕事なのだ。

 

それまで心をすり減らしながら頑張ってきたからこそ、うつ病は神様がくれた休憩時間。「少し休みなさい。今度は休むことがあなたの仕事ですよ。」と言われていると思えばいいのだ。

 そして、思いっきり休んでみる。

今できること、やりたいと思えることに、素直に心を傾けてのんびり過ごしてみたら、きっと前に進み始めるはずだ。

 

少なくとも、うつ夫とパニコは、そうすることができたから今があるのだと思う。

うつ病という休憩時間、せっかくなら思いっきり休んでみるのも悪くないだろう。 

 

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